水素水はダイエットに効果アリ？徹底解説
ダイエットは、いつの時代も多くの方が抱える悩みですよね。特に年齢を重ねると、身体に脂肪がつきやすくなり、体重を落とすのがとても大変ではないでしょうか。
ダイエットと聞いて、摂取カロリーを減らすために食事制限することを思い浮かべる方が多いかもしれません。しかし、過度な食事制限は、かえって太りやすい体質になってしまう恐れがあり、お勧めできる方法ではないです。
どうにか気軽にできるダイエット法はないのか、と考える人たちの間で昨今注目を集めているのが、水素水ダイエットです。なぜ水素水がダイエットをサポートしてくれると言われているのか、その理由について解説していきます。
水素水がダイエットに効果的と言われている理由
水素水ダイエットは、普段私たちが飲んでいる水を、水素水に変えるだけです。主に以下の3つの効果によって、ダイエットに好影響をもたらすと考えられています。
①基礎代謝の向上
②脂肪燃焼効果の促進
③デトックス効果
水素の働きとして最も注目すべきは、①の基礎代謝に関するものです。年齢を重ねると基礎代謝が低下していくのですが、そもそも基礎代謝とは、体内で最低限必要なエネルギーを意味します。およそ30代を過ぎると徐々に下がり、日々の消費エネルギー量も減少するのです。
身体が老化する原因の一つとして挙げられるのが、ヒドロキシラジカルに代表される悪玉活性酸素です。悪玉活性酸素が体内に増えると、細胞を酸化させてしまいます。これが、身体の老化を招くのです。老化によって基礎代謝が低下することで、新陳代謝も悪化し、脂肪がつきやすい体質になってしまいます。
水素は、悪玉活性酸素と結びついて、体外に排出する機能を持っています。細胞を老化させる悪玉活性酸素を効率的に取り除いてくれると、身体が老化しにくい、つまり基礎代謝を向上させる効果が期待できるのです。
また、水素には細胞内のミトコンドリアを活発化させる機能もあります。ミトコンドリアには脂肪を燃焼する働きがあり、数が多いほどエネルギーの生産が活発になります。反対に、老化によって減少したり衰退すると代謝の低下を引き起こします。脂肪燃焼効果の促進は、ミトコンドリアの数や質を維持することが重要というわけです。
③のデトックス効果に関しても、基礎代謝が向上して、臓器の働きが改善されることで、効果的に老廃物を排泄できます。腸内環境が改善して、食べ物の消化が良くなれば、自ずと脂肪がつきにくくなるのは想像に難くありません。これまで説明してきた通り、水素水を飲むとダイエットに繋がる効果を見込めるわけですが、やはり適度な運動もあわせて行うことが非常に重要です。運動前に水素水を摂取すると、より脂肪が燃えやすくなるという調査報告も出ています。体脂肪を燃焼する有酸素運動、身体の筋肉量を増やす無酸素運動、いずれもダイエットを成功させるために必要な運動となります。なぜなら、基礎代謝の向上において、筋肉量を保つというのも大切なポイントだからです。
水素水は1日2リットル飲むと効果的？
水素水にはダイエット効果がある、それなら毎日たくさん飲めばいいと思った方・・・ちょっと待ってください。実は、1日500ミリリットル程度飲めば、十分効果は見込めると言われています。ちょうどペットボトル1本分ですね。一気に大量に飲むより、なるべく毎日安定して500ミリリットル飲む方が、効果の期待値は高いとのことです。
皆さんは、「水を1日2リットル飲むと身体に良い」という話を聞いたことはありますか？芸能人やモデルさんが雑誌などでよく話しているので、もはや当たり前といった認識かもしれません。
水分をたっぷり摂ることで血流が改善、栄養が体内に行き渡るので、細胞が活性化します。血液をサラサラにする効果もあるため、老廃物が排出されやすく、便秘解消も期待できます。専門の医師によれば、一日あたりの水分摂取量は、体重1kgあたり35ミリリットルを目安にすると良いそうです。たとえば体重60kgの男性なら、35×60＝2.1リットル（※2100ミリリットル）となります。
では、2リットルの水分量を、すべて水素水を飲んでまかなえばいいのでしょうか。誤解してはいけないのですが、日々の食事から2リットルのうちおよそ半分程度は摂取できるとされています。水を飲んで補うべきは、汗をかいて失った水分などを除けば、1リットル前後でいいのです。先ほど述べた通り、基礎代謝の向上など、水素の効果を期待するには、500ミリリットル飲めば問題ありません。
仮に水素水を必要以上に飲んだとしても、余剰分は呼吸で排出されるので、身体への悪影響はないと考えられています。とはいえ、水素水を用意するには費用がかかります。当然ながら、普通の水の方がコストがかからないので、水分量の確保という意味では普通の水を適宜摂取すればいいでしょう。
水素水を飲み過ぎると下痢になるって本当？
水素水を飲んだ結果、下痢になってしまったという声を時折聞くことがあります。下痢を招く理由としては、主に2つの原因が挙げられます。
まず、腸で吸収できる限度を超えた水分を一気に摂取すると下痢を起こすかもしれません。個人差はありますが、一度に1リットル以上を摂取すると、水分の取り過ぎによる下痢のリスクが高まるでしょう。
次に、体調が優れない時、特に胃腸の調子が悪い時に水素水を飲むと、下痢になる可能性があります。悪玉活性酸素を除去する過程で、好転反応として下痢を発症する方がたまにいます。水素水に慣れていない間、あるいは初めて水素水を飲む時は、老廃物を排出する働きによって、結果的にお腹が緩くなりやすいのです。
ただし、これらの現象は、いずれも一時的なものです。飲む量を減らせば、取り過ぎということにはなりませんし、水素水を何度か飲み体内の老廃物がある程度排出されると、腸内環境が改善されます。そうすれば、腸がキレイな状態になっていきますから、下痢になる確率は低下するはずです。総じて、水素水による下痢は、過度に心配することはありません。
まとめ
水素水ダイエットは、水素が持つ様々な働きによって、ダイエット効果を促進させるということがお分かり頂けたでしょうか。ランニングやジムでのトレーニング量を増やすのはキツいという方も、普段飲む水を水素水に置き換えるのは、そんな難しいことではないはずです。
飲むべきタイミングとしては、運動前や運動中、入浴後や就寝前、起床後など、日頃私たちが水分を欲する時がいいでしょう。こまめに少しずつ飲むより、一定量を毎日飲む方が効果が高いので、まとまった量をしっかり飲み干してください。ただし、過剰に飲みすぎると、上述のように下痢になる恐れもあるので、どんなに喉が渇いていても一度に1リットル以上は飲まないほうが賢明です。
水素水は、今や非常に身近なものとなりました。意識的に摂取して、理想の体型に近づけるよう頑張ってください。
