水素水生成器で生成した水素水はペットに与えても大丈夫？
水素水が私たち人間に対して、健康や美容に効果が期待できると、一度は耳にしたことがあるでしょう。病気や老化の原因となる活性酸素を取り除いてくれるという機能が持ち、多くの女性芸能人が愛用することでも知られています。
そこで、人間に効果があるなら、同じ哺乳類の犬や猫といったペット動物も水素水を飲むと良いのでは？と考える方もいるはずです。ペットも年齢を重ねるごとに体力の低下、および病気にかかりやすくなります。もし水素水を飲むことで寿命が伸びるなら、積極的に飲ませて長生きして欲しいですよね。
この記事では、水素水をペットに与えることはそもそも大丈夫なのか、気を付けるべき点は何なのか、詳しく解説していきます。
水素水は犬にあげても平気？
日本で最も多く飼われているペットは、単純な飼育頭数だと猫が1番ですが、飼育世帯でみると犬が約680万世帯、猫が約550万世帯となります。つまり、犬を飼っている世帯が最も多いとされ、2023年の統計調査で犬の平均寿命は14.65歳です。犬の場合、平均寿命の半分にあたる7～8歳から高齢期に入るといわれていますが、体の老化や病気を防ぐ目的で水素水を飲ませてもいいのでしょうか。現時点での回答は、簡潔にお伝えすると、「害はない一方、効果は不明」です。
水素水を飲んだ後、突然体調を崩したといった事例は報告されておらず、一般的に犬が水素水を飲むことで悪影響はないとされています。しかしながら、研究や治療例が少ないため、具体的にどのような効果があるのか、専門家の間でも実証されていないのです。
一つ言えることは、犬も人間と同様に、体内の細胞にて活性酸素が作られています。ストレスなどによって、必要以上に活性酸素が体内で増えてしまうと、幾多のリスクが生まれます。たとえば、動脈硬化や皮膚疾患などの病気を引き起こす原因となり、生命の危機に陥る場合もあるわけです。
数少ない治療例の中で、高濃度の水素水を飲ませたら腎疾患や皮膚炎などの症状が改善したといった報告も出ています。水素水のおかげで回復したと断言できるだけのデータや実証実験が蓄積されていないため、ハッキリとは分かりません。とはいえ、人間にとって効果があるなら、犬にも同等の効果があっても不思議ではないです。繰り返しになりますが、水素水による害はないですので、試しに飼っている犬に水素水をあたえてみてもいいでしょう。
猫に水素水を与えると腎不全になりやすいって本当？
犬と同じくペットとして非常に人気が高い猫も、基本的には水素水を飲ませて大丈夫といわれています。ただし、注意しなければならない点もあるので、覚えておいてください。
それは、ミネラルが含まれていない水を飲ませるべき、ということです。猫にとっても、ミネラルは必要な栄養素ですが、取り過ぎると病気のリスクがあります。万が一過剰摂取してしまうと、尿路結石や慢性腎不全の悪化に繋がる危険が指摘されています。最悪の場合、腎不全を発症する可能性もゼロではないのです。
ペットを飼っている方なら、猫にコーヒーやアルコール類をあたえてはいけないことはご存知だと思います。実はこれらの飲料品以外に、ミネラルウォーターを飲ませることも避けるべきです。普通の水道水より、ミネラルウォーターの方が安心、と誤解する方もいますが、絶対にやめましょう。
よって、私たち人間が飲む水素水をそのまま猫にあたえると、病気を招くことになりかねません。もし猫に水素水を飲ませる場合は、ミネラルの含有量が皆無のものを選ぶべきです。いわゆる“ペット用の水素水”が市販されているので、人間が飲むものとは区別してください。
ペット用自動水素水生成器もチェック
ペット向けの水素水を用意する方法として、市販のパック入り水素水を購入するか、ペット用自動水素水生成器を導入する選択肢があります。今ではショップなどで手軽に水素水を買うことができますが、その都度お店まで足を運ぶのは面倒ですよね。そこで、自動で水素水を生成してくれる機器を自宅に設置する方が増えています。
商品によって多少変動するものの、ペット用自動水素水生成器の価格はおよそ35,000円前後です。飼い主にありがたい機能として、ペットが近づいてくる度に水素水を作るセンサーがとても役立ちます。ペットをお留守番させた状況でも、自動モードで一定時間ごとに水素水を給水、あるいはセンサーモードで随時新鮮な水素水をあたえることが可能です。
水を常に循環させているため、純度のある高濃度水素水を常に給水できるのも嬉しいところ。もちろん、ペットの体を考慮して、高性能ろ過材を使った軟水フィルターで水道水を軟水に変えています。ミネラル成分を取り除いた軟水なら、たくさん飲んでも安心ですね。長時間自宅に不在だと管理が不安になってしまう方も大丈夫です。スマートフォンのアプリで、ON/OFFの操作や、フィルターの交換時期を通知してくれますから、ストレスも感じません。給水タンクは非常に大容量なので、すぐに水が無くなってしまう心配も不要でしょう。
まとめ
ペットに対する水素水の効果検証については、まだまだデータを増やさなければなりません。しかし、既に効果を実感した飼い主さんもおり、将来に向けてとても期待が持てるものです。
犬や猫は、ストレスだけでなく、餌やおやつに含まれる添加物を摂取することでも、活性酸素が溜まるといわれています。人間と同じように、年齢を重ねると活性酸素が増加して、体内が酸化しやすくなります。もしペットの体内における、水素の活性酸素除去機能がはたらくと実証されれば、一気にペット用水素水が普及すること間違いなしです。
これから水素水生成器を自宅に置こうと考えている方は、きちんとペット用の生成器を選ぶようにしましょう。特に猫にミネラルは禁物です。ペットの体を思いやるはずが、病気を引き起こしては本末転倒です。水素水の効果が気になっている方は、ペット用自動水素水生成器の設置を検討してみてはいかがでしょうか。
