オゾン水とは

水素水生成器に次いでオゾン水が流行っている?オゾン水について解説

皆さんは、“オゾン水”という言葉を耳にしたことがあるでしょうか。昨今、水素水を飲むことが女優やモデルの間でちょっとしたブームになっているのを知っている方でも、オゾン水は聞き慣れないかもしれません。
オゾンと聞いてパッと思い浮かぶのは、二酸化炭素排出による環境破壊で問題になっている「オゾン層」ですよね。あのオゾンが水になったもの、と言われても、どんな水なのか想像しづらいはずです。
実は、水素水とは異なる性質を持ち、社会で大いに役立っているオゾン水について、今回は解説していきましょう。

オゾン水とはそもそもどんな水?

本題に入る前に、まずオゾンという物質について簡単に説明します。化学式は「O3」で表され、O2(酸素分子)とO(酸素原子)が結合してできたものです。大気中の地上25㎞付近にオゾンが存在しており、日光や紫外線によって地上でオゾンが生成されています。強酸力を持っていることが最大の特徴で、この性質を活かし、様々な分野で活用されているのです。
オゾン水は、オゾンを水に溶解させて作ります。先程、O2とOが結びついた分子だと説明しましたが、とても不安定な分子であり、水中で酸素分子のO2に戻ろうとします。するとO(酸素原子)は、水(H2O)の水素分子(H)と結合し、OHラジカルが作られます。OHラジカルは非常に強い酸化剤であることから、以下のような用途で役立ちます。

●医療施設や医療機器の洗浄
●生鮮食品の除菌、脱臭
●お風呂や水回りの清掃
●手洗いやうがい

強い酸化力を持っているなら、オゾン水を誤飲したり皮膚に触れると危険なのでは、と心配になる方もいるでしょう。しかしながら、作用後すぐ水と酸素に戻るので、身体に害を及ぼす心配はしなくて大丈夫です。不安定な性質を持つからこそ、分子が残らず、人間にも環境にも優しい水といえます。

オゾン水生成器と水素水生成器の大きな違い

オゾン水を作るためには、一般的にオゾン水生成器が用いられます。水素水を作り出す「水素水生成器」と名称が似ているので、同じような機器と思うかもしれませんが、れっきとした違いが存在します。生成方法としては、気体のオゾンを水に溶かすバブリング式(※エアレーション式ともいいます)と、電気の力を加えて水を分解する電気分解式の2種類です。ここで覚えておきたいのは、オゾン自体が水に溶けにくい性質を持っているということです。

水素の場合、水素ガスを溶かすことで簡単に高濃度水素水を生成可能です。コンビニやドラッグストアで市販される水素水も、おおむねこの方法で生産されています。ところがオゾンですと、バブリング式では高濃度のオゾン水を作れません。せいぜい、濃度1ppmが限界なのです。高濃度のオゾン水を安定して作りたい場合には、電気分解式の生成器を強くお勧めします。

水素水生成器においては、水素カプセルや水素パウダーを水に投入して水素を生み出すことができます。一方、オゾン水生成器は、空気中の酸素をオゾンに変換して、水に溶かす仕組みです。水素カプセルは広く流通していますが、オゾンカプセルたるものは現時点で存在していません。
また、水素は無色無臭ですので、臭いが気になるケースは通常ないでしょう。オゾンの場合、水に溶けにくいため、大気中にオゾンが少し漏れることがあります。そうすると、オゾンの臭いを感じるかもしれません。臭いが気になったら、換気をして空気を入れ替えてください。

有名なオゾン水生成器を紹介

数あるオゾン水生成器の中から、ここでは業界No.1人気との呼び声高い“オゾンバスター”を紹介します。事業者向け工業資材の通信販売サイト「MonotaRO」でもランキング1位を獲得するなど、多くの方々に重宝されている商品です。

大きな特徴はなんといっても、コンパクトな手のひらサイズであること。直径8cmの円型で、重量たったの130gです。電気分解式を採用しているため、オゾンバスターを水の中に入れてスイッチをONにするだけで、最大5ppmの高濃度オゾン水を作り出すことができます。
非常に小さな機器ですから、一度に生成できる量が少ないのではと心配になるかもしれません。このオゾンバスターは、最大10リットルまでの水に対応しています。一般家庭で使用できるだけでなく、業務用として多くの企業が取り入れているのも納得ですね。
人気の理由として、コスパの高さも挙げられます。高性能なオゾン水生成器は7~8万円、ものによっては10万円を超える場合も少なくありません。そんな中、オゾンバスターの価格はなんと4万円未満。(※販売サイトによって異なります)使い勝手が良く、生成における所要時間も、濃度がさほど高くなければ20~30秒。高濃度にする場合でも2~3分でだいたい出来上がります。どの店舗・サイトで購入しても1年間の無償修理保証がついており、設計上は5年以上使い続けても故障しないものとなっています。シンプルな仕組みだからこそ、故障のリスクを低く抑えられているわけです。

まとめ

世間一般的にまだ馴染みがない方も多い、水素水とは異なる性質のオゾン水について説明してきました。オゾン(O3)を水に溶かしたオゾン水は、酸化作用による除菌・殺菌能力に優れています。
アルコールや塩素と違って、酸素から作るものですから、人体へは無害であり、残留性もないです。ただし、飲用というより、除菌や洗浄用途で使うと効果を発揮するものです。
オゾン水生成器は、濃度にこだわらなければどんなタイプの機器でも構いませんが、濃度が高いのオゾン水を作りたい場合は電気分解式を選びましょう。上述した“オゾンバスター”以外にも多数の種類があるものの、安価な粗悪品や異常に値段が高いものなど、初心者をターゲットにした悪徳商品も存在するため、注意が必要です。最初のうちは、簡単に使えるシンプルなタイプを用いて、オゾン水が普段の生活にどう役立つか試してみるのがよいでしょう。


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