水素がついにゼリーに!水素ゼリーについて調べてみた
有名女優や美容家などが愛用して話題になった水素水ですが、一時期あまり見かけなくなりました。というのも、明確な効果を得るには1日1リットルほど飲まなければいけないようなので、負担に感じる人も多いようです。また、ペットボトルに入れた水素水からは水素が簡単に抜けてしまうので、効果を感じられません。そんな中、科学技術の進歩により、水素を均一にゼリーに閉じ込める技術が開発され、再び水素の持つ健康や美容に対する効果に注目が集まっています。今回は、水素ゼリーについて調べてみました。
健康と美容への効果が期待できる水素ゼリー
通常、ヒトは1回の呼吸で、約500mlの空気を体内に取り込みます。空気に含まれている酸素の量は約21%なので、1回の呼吸で酸素を105ml体内に取り込んでいることになります。そのうち約2%が活性酸素になると言われており、単純に計算すれば1回呼吸する間に2.1mlの活性酸素が発生することになります。
適量の活性酸素はウイルスや細菌などから体を保護する有益なものですが、ストレスや喫煙、紫外線や激しいスポーツなどによって活性酸素が過剰に発生すると、体をサビさせ、老化が進みます。内臓や血管も老化して、病気を起こしやすくなります。活性酸素が体内で増えて細胞を攻撃すると、疲れやすくなったり、生活習慣病やガンになるリスクが高くなったりします。
そこで、水素の持つ、細胞の酸化を防ぐアンチエイジング作用が、美容業界や医学業界で注目されています。水素ゼリーとは、水素ガスを閉じ込めたゼリーのことで、ゼリーに含まれた高濃度水素(H)が、余分に発生した活性酸素と結びついて中和させ、無害な水(H2O)に変えてくれるという仕組みのようです。
水素ゼリーに期待できる効果は、なんといっても抗酸化作用です。水素ゼリーに含まれる水素は強力な抗酸化作用を持ち、体内の活性酸素(フリーラジカル)を中和することで細胞を保護し、酸化ストレスから身体を守るとされています。
もうひとつ特筆すべき水素ゼリーの効能は抗炎症作用です。水素には炎症反応を抑制する作用があります。肌荒れ、ニキビや肌の赤み、乾燥によるかゆみなども軽減できます。同時に、疲労回復効果も期待できます。水素は、運動後の筋肉疲労や身体全般の疲労回復を助ける効果があると報告されています。水素ゼリーは細胞の酸化ストレスを軽減し、体力の回復をサポートします。
また、神経細胞を保護する効果もあり、神経系の健康維持に役立つとされています。パーキンソン病などの神経変性疾患に対する水素の抑制効果についても研究が進められていたり、交感神経に働きかけて、リラックスさせる効果もあるという専門家もいます。
水素の美容効果についてはさまざまな機関で研究されていますが、抗酸化作用により、肌の老化を遅らせ、シミやシワの予防に効果があるとされています。また、皮膚の保湿効果も期待され、健康的でみずみずしいお肌をキープできるようです。水素しか入っていない水素水と違い、市販されている水素ゼリーにはコラーゲンなどの美容成分も入っている製品が多いので、より効果を実感しやすいでしょう。
水素の効果に対する研究は、まだまだこれから進んでいきます。中には、水素がコルチゾールなどのストレスホルモンを抑制するという見方をしている研究者もいます。この記事に挙げた効果の他にも、今後さまざまな水素のパワーが明らかになってくることでしょう。
便利で手軽な水素ゼリー
どんなに体に良いものでも、続けなければあまり意味はありません。その点、水素ゼリーは個別パックで、そのまま食べるだけで手軽に水素をチャージできるので便利です。液体状の水素水と比べて、持ち運びや保存が容易であり、外出先や旅行先でも摂取しやすいです。カバンに1つ入れておけば、いつでもどこでも食べられます。ただし、過剰に食べ過ぎるとかえって体によくないので、適切な容量を守ってください。
水素ゼリーは安定した状態で水素を含んでいるため、他の水素摂取方法に比べて非常に効率的です。液体の水素水と比較しても、ゼリーは水素の保持力が高く、開封後も効果が持続しやすいという特長があります。ペットボトルなどプラスチックの容器に入った水素水では水素が容易に抜けてしまいますが、水素ゼリーの場合はアルミパウチで包装されているので、水素を失う心配がありません。小さなパックなので、保存の場所も取りません。
まとめ
水素ゼリーは、便利で効率的に水素を摂取できるとして注目されています。抗酸化作用や抗炎症作用、疲労回復効果など、多岐にわたる健康効果・美容効果が期待されています。ただし、個人の体質や状態によって効果が異なることがありますので、適切な使用法を守りながら摂取することが重要です。