水素カプセルってどんなサービス？仕組みや特徴を解説
水素カプセルの仕組みは陽圧にすること
水素カプセルとは、密閉された部屋もしくはカプセル装置の中に入り、高濃度の水素を吸うことができるサービスです。水素カプセルに使われている装置によって違いはありますが、多くの場合、内部の気圧を高めて、体の中に水素や酸素を取り込みやすくしています。具体的には、1.2気圧から1.35気圧程度まで気圧を高めることで、普段の呼吸よりも肺に圧力をかけて、水素などを吸収しやすくします。
同じ原理でよく見られるのが、酸素カプセルです。気圧と共に酸素濃度を高めることで、体内に酸素の吸入を促し、疲労回復などの効果を期待します。水素カプセルでは、酸素に加えて、生成器で作った水素も混ぜることで、水素の力も借りることができます。水素が異常に高濃度となってしまうと、酸素不足などの問題が生じてしまいますので、酸素の供給量も考え、最適なバランスで配分して吸入できるようにしています。
水素カプセルは通常、大人1人が寝ころべるくらいの広さとなっていて、その中に入ったら、蓋を閉めて密閉します。カプセルの中に酸素や水素をポンプの力で送り込み、気圧を高めていきます。この作業についてはモニタリングされていますし、スタッフが適切な形で水素や酸素を送り込んでいるかをチェックしていますので安全です。そのカプセルの中で数十分過ごすことで、自然と肺や皮膚から水素を取り込むことができます。
水素カプセルには抗酸化効果がある
人間は生きていくために、酸素がどうしても必要です。酸素は肺から取り込まれ、エネルギー燃焼を促す欠かせない物質として働くのですが、一部の酸素は人体に悪影響をもたらします。
というのも、体の中に酸素が入ると、一部が活性酸素というものに変化してしまうのです。活性酸素は外部から侵入してきたウイルスなどを攻撃して、体を守ってくれるという働きもありますが、一部の活性酸素は健康な細胞も攻撃してしまいます。この活性酸素の悪い活動は「酸化作用」と呼ばれ、細胞の劣化つまり老化の原因となってしまうのです。また、老廃物を作って、肌トラブルや疲労、シミ、シワなどの原因ともなります。
この活性酸素を体内から排除することができれば、老化や肌トラブルなどをある程度防止することが可能となります。ここで役に立つのが水素です。水素は活性酸素と化学反応を起こし、結合することで水に変化します。もちろん、この水は無害ですので、水素を体に取り込むことで、有害物質を副作用なしに、効率よく排除できるわけです。しかも、水素は原子の中でも最も小さい物質ですので、皮膚や肺などから簡単に血液や細胞の中に浸透してくれます。しっかりと取り込むことさえできれば、体全体に良い効果を生み出せるということです。
そこで、水素カプセルを使って、自分の体の周り全体で、高濃度の水素に触れられるようにします。呼吸によって水素は肺に入って、通常の生理作用で血液の中に浸透します。血流に乗って、脳や心臓、全身の筋肉や臓器にまで到達していくことになります。こうして、水素が活性酸素を除去する働きが全身に及んでいくわけです。
その効果はさまざまですが、まず感じられるのは疲労感や倦怠感の解消です。すっきりとした感覚を与えてくれます。なんとなく全身が重いという状態でも、水素カプセルに入ることで体が軽くなると感じる人が多いのも納得です。
また、血管の状態を改善して、血の巡りを良くする効果も期待できます。これにより、冷え性や筋肉痛などの解消にもつながります。こうした効果を期待して、激しい運動を日常的に行っているアスリートが水素カプセルを利用することもあるのです。
そして、美容に対する効果も期待できます。ニキビや吹き出物などの肌トラブルの多くは、皮膚に蓄積された老廃物が引き起こしています。そこで、水素カプセルに入ることで、老廃物を作る原因となる活性酸素を除去すると共に、血流を改善し、老廃物を排出できます。すべすべでツヤのある肌を手に入れるためにも効果的で、美容目的で水素の助けを得たいと考えている人も多くいるのです。
体調が良くなるという点だけでなく、集中力アップという目的でも効果的です。血行改善により、脳へ回る酸素や栄養分が多くなりますし、疲労物質を軽減してくれます。頭がすっきりとして集中できますので、大事なビジネスの前に水素カプセルを利用する人もいます。
水素カプセルのメリットを知り、活用してみよう
水素カプセルは、気圧を高めて生成した水素をカプセル装置に入れることで、体内に水素を取り込めるようにするサービスです。老化や疲労、肌トラブルの原因となる活性酸素を除去するのに効果的です。ぜひ近くに水素カプセルのサービスを提供しているところがないか探して、試してみましょう。
