水素水と炭酸水、白湯のメリット、デメリットをそれぞれ比較してみた
健康に良いと考えられている水には、水素水や炭酸水、白湯などがあります。しかし、これらはメリットやデメリット、誰に適しているかという点が異なります。それぞれを比較しながら特徴を理解すれば、これから水を飲む際にはどの水が自身に適しているかが分かりやすくなるのではないでしょうか。ここでは、水素水を炭酸水や白湯と比較してみましょう。
水素水を炭酸水や白湯と比較すると見えるメリットとデメリット
水素水には、体内の活性酸素を除去することによって体内環境を改善できるという特徴があります。この特徴によって、腸内環境の改善や美肌効果、また睡眠の質を改善できる効果など、さまざまな健康効果や美容効果が期待できるのです。この点は、水素水が持つ大きなメリットと言えるでしょう。
一方で、水素水は炭酸水や白湯と比較してコストが高いというデメリットがあります。水素水は、できるだけ発生させてから時間を置かずに飲むのが理想的です。水素の分子はガラスやプラスチック、アルミなどの分子よりも小さいため、時間の経過とともに容器から水素が漏れ出してしまうからです。そのため、市販されている水素水を利用する際には、どのぐらいの濃度の水素が残っているかという点には注意が必要です。
炭酸水は、二酸化酸素ガスを多く含んでいる水で、飲むとお腹が膨れて満腹中枢を適度に刺激でき、ダイエット効果が期待できます。食べすぎを回避できるという点で、ダイエット目的で炭酸水を飲む人は多いのではないでしょうか。その他にも、炭酸水には血管を拡張させて血行を促進するというメリットがあります。
水素水と比較した炭酸水のデメリットは、歯の健康にマイナスの影響があるという点です。炭酸水に含まれている二酸化炭素は酸性のため、日常的に飲んでいると歯のエナメル質を少しずつ溶かしてしまいます。その結果、歯の健康にはマイナスだと考える人は少なくありません。
また二酸化炭素ガスがお腹にたまると、おならやゲップを引き起こします。時と場合によっては、恥ずかしいと感じる人が多いのではないでしょうか。さらに、発泡度の高い炭酸水を飲むことによって胃や腸に過度の刺激を与える点もまた、炭酸水のデメリットと言えます。腹痛や下痢につながるため、飲む際には量を少なめに抑えるといった工夫が必要です。
それでは、白湯にはどのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか。
白湯とは、水を沸騰させて不純物を取り除いた上で、飲みやすい温度まで冷ましたものを指します。沸騰させずに冷たい水を温めただけのものはお湯ですが、沸騰させることによって水道水を消毒する過程で発生するトリハロメタンを除去したものが、白湯の大きな特徴です。
温かい白湯を飲むことによって、内臓が暖められて基礎代謝がアップしたり、消化機能が高まるというメリットが期待できます。水素水は温めると水素が消えてしまうため常温で飲むのが基本ですが、温かい状態で飲めるという点が、水素水と比較した白湯のメリットです。
ただし白湯は、冷たい水を飲むよりも吸収が良いためにむくむ原因となりやすいですし、寝る前にたくさん飲むと夜中にトイレに行きたくなって目が覚めるといった睡眠障害を引き起こすデメリットもあります。また、飲みすぎると腸の中で水が冷えて太る原因になってしまうこともあるため、注意が必要です。
水素水は誰におすすめ？
それでは、炭酸水や白湯ではなく水素水を飲んだ方が良いのは、どのような人なのでしょうか？まず、健康や美容に気を使いたい人は、水素水がおすすめです。水素が持つ強い抗酸化作用によって、体内の活性酸素が効率的かつ効果的に除去できるからです。細胞レベルで活性酸素除去ができるので、幅広い健康効果や美容効果を期待できるでしょう。
ストレスや疲労のレベルが心配な人もまた、水素水がおすすめです。ストレスを感じやすい人、疲れやすい人は、体内で活性酸素が急増している可能性が懸念されます。普段から水素水を飲むことで、効率的に体内の活性酸素を除去することで、自律神経のバランスが改善されます。
多くの人に大きなメリットが期待できる水素水ですが、乳幼児には適していません。赤ちゃんのミルクを水素水で作るのは、代謝機能や消化機能にトラブルが起こるリスクがあるため、避けたほうが良いでしょう。その他にも、稀に水素に対してアレルギーを持つ人は、水素水はNGです。腎疾患で腎臓機能が低下している人もまた、摂取した水素を排泄できないリスクがあるので注意が必要です。
水素水は健康や美容に気を使いたい人におすすめ
炭酸水や白湯も体にメリットが期待できますが、水素水は細胞レベルで活性酸素を除去できるため、幅広い健康改善や美容効果が期待できます。ただし、上記のように水素水が必ずしも良いとは言えない人もいるため、注意が必要です。
