水素水は妊娠中に飲んでも大丈夫？胎児への影響を解説
結論、水素水は妊娠中でも飲んでも問題なし
妊娠中は、お腹にいる赤ちゃんのためにも、食べ物や飲み物に関して気を使うことが多いです。特に、飲み物に関しては糖分を控え、カフェインが含まれていないものが推奨されています。難しく考えずに済む一番の水分補給の方法は、水を取ることです。水と言えば水道水やミネラルウォーターがありますが、近年注目されているものに、水素水があります。
水素水とは、通常の水道から出てくるような水に、水素分子を加えて生成されたものです。水素水の効果としては抗酸化作用が挙げられます。体内の酸化ストレスを軽減する効果があると言われており、細胞レベルでの健康状態がアップし、アンチエイジングや生活習慣病の予防などに効果が期待できます。水素水は、通常の水道水よりもカリウムなどのミネラル分が豊富に含まれているため、腎臓に疾患のある方の中には飲用する際に注意が必要であることは有名な話です。
そこで、気になるのは妊婦さんが飲用しても大丈夫なのかという点です。これも腎臓病患者さんと同様に、人によるということを頭に入れておくことが大切です。
結論から言ってしまうと、水素水自体が胎児に悪い影響を与えることはほぼありません。しかし、その水素水を提供しているブランドによって濃度がまちまちなので、この濃度に関してはかなり気を配る必要があります。妊娠中の妊婦さんが飲む水素水として適しているのは、高濃度の水素水ではなく、低濃度の水素水です。高濃度の水素水を選んでしまうと、胎児だけでなく、母体の健康を損なう可能性があるので注意が必要です。
また、水素水を提供しているブランドの中には、不純物や添加物が混ざっているものを販売しているところもあります。こうしたものが胎児の体に悪い影響を与えることがあるので、可能な限り、信頼できるブランドから購入することをおすすめします。
妊娠中に水素水を飲むメリットと胎児への影響
妊娠中に水素水を摂取するメリットは3つあります。
1つ目は、つわりの症状の軽減効果があることです。妊娠初期は、多くの妊婦さんが吐き気などのつわりの症状を自覚しています。水素水にある抗酸化作用は、これらのつわりの軽減に効果的である可能性があるとされています。ただし、この効果は個人差が非常に大きいため、すべての妊婦さんに効くわけではありません。しかし、辛いつわりが軽減される可能性を秘めていることには違いないので、一度試してみる価値はあるでしょう。
2つ目は、便秘の解消効果があることです。妊娠中はホルモンバランスが崩れ、便秘に悩む方も多いでしょう。水素水には腸内環境を整える働きがあるとされており、抗酸化作用は体の中に溜まっている毒素を排出し、腸の健康を助けてくれるという説があります。残念ながらまだ科学的に証明はされていませんが、便秘の改善に水分補給はとても重要なポイントなので、効果を期待して水素水を取り入れるのは悪くない選択肢と言えるでしょう。
そして3つ目は、胎児への影響についてです。水素水には、胎児の脳障害を予防する効果があると言われています。胎児の発達には、母体の酸化ストレスが大きな影響与えると言われており、この酸化ストレスをいかにして減らしていくかが重要なポイントとなります。水素水は、この酸化ストレスを除去する抗酸化作用があるため、妊娠中に水素水を摂取すれば、酸化ストレスの増加を抑制できるというわけです。こちらも科学的にはまだ証明されていませんが、妊娠中に水素水を摂取した妊婦さんの口コミなどから「そうした効果があった」と言う声が寄せられています。何もしないよりはやったほうが良いということから、水素水を取り入れる妊婦さんが増加しているのです。
水分摂取として水素水を取り入れよう
妊娠中に水分不足にならないことは、胎児と母体を守るうえでとても重要です。水分補給として水素水を取り入れる場合は、1日に500mlから1Lを目安に取り入れるようにしましょう。
その際には、前述の通り、低濃度の水素水を選ぶと安心です。人によって適切な水分摂取量は異なるので、自分自身の体重や体格と比較しながら、1日の丁度良い摂取量を算出したり、かかりつけの医師などに相談したり、自分の体調と相談しながら摂取量を調整してみてください。
また、水素水を摂取するときは、可能な限り常温で飲むことをおすすめします。冷たい水を飲んでしまうと、胃腸を冷やし、体に負担をかけてしまうことになるので注意しましょう。
水素水は、飲み方や濃度をきちんと守れば、妊婦さんに良い効果を与えてくれるものです。妊娠中の健康維持にとって一番重要なことは食事のバランスや生活習慣を整えることですから、その補助として取り入れてみるのもアリではないでしょうか。
