水素水を製氷機に入れて氷を作ることは可能？注意点なども併せて解説
できるだけ日常生活で水素水を飲むためには、普段使っている水道水を水素水に置き換えることが大事です。そのまま飲むだけでなく、料理などに使う人が多いのもそのためです。では、水素水を使って氷を作るのはどうでしょうか。本記事では、冷蔵庫の製氷機で水素水を使うことはできるのかという点を考察し、同時に水素水で氷を作る際の注意点も解説していきます。
結論、製氷機で水素水を使うことは可能
冷蔵庫の製氷機を使って水素水を作ることは可能です。ただし、冷蔵庫の説明書を確認する必要があります。というのも、製品によっては水道水以外の水、たとえばミネラルウォーターなどを使って氷を使うのは、衛生的にリスクが生じることがあるからです。これは、冷蔵庫が壊れるなどの問題ではなく、作られる氷に雑菌が入り込んでしまう可能性が生じるためです。
冷蔵庫の製氷機は、内部に組み込まれた管の中を通る過程で冷やして凍らせる仕組みとなっていることが多く、この内部構造は取り外しができないので、洗浄するのが難しいのです。水道水の場合は塩素が残っていて、雑菌が繁殖しにくい状態ですから、それでも問題はありません。しかし、家庭用の生成器で作った水素水は、フィルターによってカルキが除去されていることが多いです。もちろん、味の面ではこのほうが良いのですが、その分殺菌効果が薄れてしまいます。そのため、製氷機の内部で雑菌が繁殖してしまうことがあるのです。たとえ0度以下の温度となっても、雑菌が氷に含まれていると健康に悪影響を与えることもあるので、避けたほうが良いでしょう。
また、水素水を生成器で作る場合、もともとの水の特性や電解の過程でミネラルが多く含まれることがあります。製氷機でミネラル分が多い水を使うと、中の管にミネラルが付着してしまうことがあるのです。すぐに機器の故障につながることはありませんが、長期間使っていると管の詰まりや汚れの原因となります。こうしたことから、冷蔵庫によっては水道水以外の水を使わないように注意が書かれているのです。
一方で、冷蔵庫によっては内部の管を始めとするパーツを取り出すことができたり、自動的に洗浄する機能が付いていたりするものもあります。こうした製品では、水道水に限らず、水素水やミネラルウォーターを使って氷を作っても問題ありません。まずは自宅で使っている冷蔵庫の取扱説明書を読んで、水道水以外の水を製氷機に入れても良いのかをチェックしてみましょう。
もし、製氷機を使うのが勧められていないのであれば、別の方法を採って氷を作りましょう。製氷皿を使って水素水の氷を作る方法です。プラスチック製やシリコン製の製氷皿に水素水を入れて、冷凍庫の平らな部分に置くだけです。自動製氷ではありませんので、毎回水を入れたり容器から氷を取り出したりする手間はかかります。それでも、衛生的で冷蔵庫を傷めることなく水素水の氷を作れるため、メリットは大きいはずです。
水素水で氷を作る時の注意点
水素水を使って製氷機で氷を作れる場合でも、いくつかの注意点を押さえておきましょう。まず、定期的に機器の洗浄をして、衛生を保つことです。内部構造を取り外せるタイプの冷蔵庫であれば、説明書の指示に従って取り外して洗浄します。どのくらいの頻度で洗浄をしたら良いかも記載されていることが多いので、その期間を守りましょう。
製氷機パーツの取り外しができない製品でも、洗浄が可能です。殺菌効果のある洗浄液を製氷機に入れて、氷を作ります。すると、内部構造を殺菌液が通過することで、雑菌を洗い流すことができるのです。当然、こうしてできた氷は使えませんので、そのまま捨てます。その後、今度は水道水を入れて、氷を作って捨てる作業を行います。この作業によって、洗浄液をしっかりと取り除くことができます。これで、きれいな状態で氷を作れるようになり、水素水を入れても問題のない、飲用に適した氷となります。
また水素水で氷を作ると濁ることがある点に注意が必要です。これは、水の中にミネラル分が多いと起こる現象です。水素水は、電解過程でミネラル分が多くなることがあります。凍ると、ミネラル分は純粋な水のように完全に透明になるわけでないため、どうしても濁って見えてしまうのです。もちろん、これは汚れではありませんので、そのまま使用しても問題ありません。
衛生面に注意して氷を作ろう
製氷機を使って水素水の氷を作ることができます。しかし、まずは自宅にある冷蔵庫の説明書を見て、水道水以外の水を使っても問題がないかを確認してからにしましょう。また、たとえ可能だとしても、製氷機パーツの洗浄を定期的に行うことを意識してください。衛生面に気を付けることが大切です。
