水素水を飲むと便秘解消される？便秘になる？どちらが正しいか解説
水素水は美容にいいということで注目を集めています。その中でも便秘を解消する効果があるのではないかとみられています。女性の2人に1人が悩んでいるという便秘が水素水を飲めば改善するというのであれば、興味を抱く人もいるでしょう。
水素水で細胞が活性化して便秘が解消する可能性
水素水には細胞の老化を遅らせることで、健康を維持する作用があるといわれています。水素水には活性酸素を消去する働きがあるといわれているからです。活性酸素は私たちの細胞を傷つけ、老化を進める働きがあります。その活性酸素を水素水によって除去できれば、細胞が元気になり活性化が期待できるわけです。
全身の細胞が対象なので、もちろん腸の細胞も例外ではありません。腸の細胞が元気になって、働きが活発になれば腸の働きもよくなります。その結果、便を外に押し出す力を取り戻し、お通じがよくなるわけです。また自律神経の乱れが解消されることで、便秘の悩みから解放されるという話もあります。
活性酸素が水素水によって除去され、ストレスから解放されます。すると自律神経の中でも副交感神経が優位に働くようになります。副交感神経が優位になり、体がリラックスします。便秘の要因の一つに自律神経の乱れがあります。その問題が解消されることで、便秘が改善されるかもしれません。
水分を摂取することも便秘解消につながる
便秘になる要因の一つに、水分不足があります。体内の水分が少なくなると、体は水分をできるだけ確保しようとします。便に含まれる水分もできるだけ体内に吸収しようとするので、便は水分の少ない、カチコチに固まった状態になります。すると便が腸の中を移動しにくくなって、なかなか排便できない便秘の状態になります。
男女で比較すると、便秘に悩むのは女性の方が多いといわれています。女性の50％以上が便秘に悩んでいるといわれているほどです。女性が便秘になる原因はいろいろと考えられます。子宮が腸を圧迫することで、便を押し出す蠕動運動がうまくいかなくなるのも一因です。また女性ホルモンの中には、腸の蠕動運動を抑制する働きのある種類も見られます。元々男性と比較して筋肉量が少なく、便を押し出す力に劣るのも便秘になりやすい原因の一つです。
女性の場合、男性と比較して脂肪が多くついています。脂肪が多くついていると、体内の水分量は少なくなりがちです。そこで女性の身体は多くの水分を必要としています。もし日ごろ充分な水分を摂取できなければ、腸の水分量が慢性的に不足してしまいます。その結果、便も固くなって排便が困難になるわけです。
もし普段あまり水分を摂取していなければ、意識して水分を摂取するように心がけてください。普通の水道水でも構いませんし、ここで紹介している水素水を摂取するのもいいでしょう。腸の働きを刺激することで、便が出やすくなるからです。水分のほかにも、麦茶を摂取するのもおすすめです。
飲み物であれば何でもいいかというと、そうではありません。とくに注意したほうがいいのは、カフェインの含まれる飲み物は極力摂取しないことです。カフェインには利尿作用があるので、むしろ排尿を促進してしまうからです。尿として水分がどんどん出ていってしまうと、結局体内は水分不足の状況に陥ります。コーヒーや紅茶にはカフェインが含まれているので、あまり多く飲みすぎないように注意しましょう。
腸は重要な臓器なので便秘解消でコンディションを整えることは重要
水素水を摂取することで、腸の働きが活性化されるため便秘改善効果は期待できます。腸のコンディションを整えることは、健康を考えるにあたって大変重要なことです。腸はしばしば「第2の脳」といわれているほどです。ただ単に栄養分や水分を吸収するだけでなく、いろいろな働きがあります。まず私たちが病気から守る免疫の約7割は腸管に集中しているといわれています。さらに「幸せホルモン」として注目されているセロトニンは、約9割が腸で作られています。
私たちの身体は、基本脳からの指示がないと働かないようになっています。しかし腸は臓器の中でも唯一脳からの指示なしで独立して動けます。これも腸が第2の脳といわれているゆえんの一つです。私たちが生まれるときに最初に作られるのは腸といわれています。このように私たちの体の中で、腸は大変重要な役割を担っています。
便秘が解消され、お通じがよくなると毒素の排出もスムーズになります。その結果、免疫力が高まります。さらに肌のコンディションもよくなって、肌荒れが起こりにくくなります。女性と便秘は密接に関係しています。実際女性のがんの中でも、大腸がんが死因1位といわれているほどです。たかが便秘、されど便秘です。便秘に悩んでいる人で病院で治療を受ける人はいないでしょう。しかし便秘に悩まされ続けると、体にさまざまな不調をもたらしかねません。水素水を飲む習慣をつけることで、便秘改善を目指してみませんか？
