水素水を飲むと頻尿になりやすいって本当?調べて見た
抗酸化作用を持つ水素水を飲むことは、体のためにとても良い習慣です。しかし、メリットばかりではなく、なにか悪い影響を与えることがないのかと疑問に思ってしまうこともあるかもしれません。その一つに、水素水を飲むと頻尿になってしまうといった話があります。そこで、この記事では本当に水素水の摂取が頻尿を引き起こすのかを検討し、その上で水素水が腎機能にもたらすメリットを解説します。
水素水を飲むと頻尿のように感じる原因
そもそも、頻尿というのは通常よりも尿の回数が多くなる症状のことです。具体的には、1日の中で8回以上排尿をするようであれば、頻尿と見ることができます。頻尿が起こる原因はさまざまで、糖尿病や前立腺肥大、過活動膀胱といった病気が関係しているケースがあります。それ以外には、ストレスや単純に摂取する水の量が多すぎるといったことが関係している場合もあります。
水素水を飲み始めるようになって、以前よりも尿の回数が多くなり、頻尿だと感じる方もいます。しかし、それは上記のような、何らかの病気を引き起こしているということではありません。水素水が排尿機能や腎機能に問題をもたらすリスクは考えにくいからです。むしろ、水素水を飲用する習慣を持つようになって、腎機能が回復してきたことが排尿の回数を増やしている可能性があります。以前は腎機能が落ちていたため、尿をあまり作り出すことができなかったり、正常に排尿できなかったりしていたのかもしれません。それが正常に近づいて、尿の回数が増えてきたというわけです。1日のうちに異常なほどトイレに行かないといけないのであれば話は別ですが、以前よりも回数が増えただけであれば、むしろ代謝が良くなっている証と見ることができます。
また、以前と比べて水を飲む量が増えたことが関係している可能性があります。一般的に、毎日水を2リットルくらいは飲むことが勧められています。しかし、暑い夏はともかくとして、意識をしていないとなかなか2リットルも飲むことは少ないものです。しかし、健康のために水素水を飲む習慣を身につけると、その推奨されている飲用量に近づいていきます。結果として、体内に入る水分量が多くなり、それが尿量の増加につながっているわけです。つまり、単純に飲む量が増えたからトイレに行く回数も多くなったと考えることができます。これは、体内の排せつ物をスムーズに排出するのに大切なことですし、腎機能や排尿に関する身体的な機能を維持していくためにも重要です。少なくとも正常な範囲の中での排尿回数であれば、尿量が増えたことは前向きにとらえたほうが良いのです。
水素水を飲むようになってからトイレに行く回数が増えたというのは実際にあることです。それは何らかの健康上の問題を引き起こす頻尿ということではなく、正常なものです。むしろ、以前よりも代謝が良くなっている証拠ととらえることもできます。もちろん、もともと腎機能に問題がある方や明らかに異常な回数の排尿があるというケースでは、素人判断はせずに医療機関に受診して調べてもらいましょう。
水素水が腎機能に与えるメリット
水素水は、体内に溜まってしまう老廃物の排出を助ける働きがあります。特に、細胞の中に活性酸素が溜まると、細胞の劣化が進んでさまざまなトラブルをもたらします。水素水はこの活性酸素と結びついて、劣化を防止してくれるのです。腎臓などの臓器は体から老廃物を排出する点で大きな役割を果たしていますが、悪い生活習慣や老化などによって機能が低下していきます。そこで、水素水を摂取することで、腎機能の回復や維持を図ることができるわけです。
水素水は腎機能を促進すると共に、シンプルに水を飲む量が増えるため、利尿作用をもたらします。水分代謝が活発化することによって、体のさまざまな部位で以前との違いを感じられます。たとえば、足のむくみが軽減していくというメリットです。体内の水分のめぐりが悪いと、どうしても足を中心にむくんでしまうものです。むくみが腎機能低下の分かりやすいサインの一つと言われるのも、そのためです。水素水の利尿作用によって代謝が良くなると、正常な水分量に戻り、パンパンにむくんでいた足がすっきりすることがあるのです。
体のために意識して水素水を飲もう
水素水を飲むことで、尿の量が増えてトイレに行く回数が多くなることがあります。これは何らかの病気によって引き起こされる頻尿とは違い、むしろ腎機能が活発になっていることの証拠と見ることができます。水分代謝が良くなることで、老廃物の排出が進んで体調の改善が見られ、足のむくみが改善することもあります。体のためにも、意識して水素水を飲む習慣を身につけましょう。