水素水を使うと料理が美味しくなる？水素水を使うメリットについて解説
飲むと身体に良いといわれている水素水を、料理に使用するとどんな効果があるのでしょうか。直接口から体内に入れるわけではなくても、水道水の代わりに水素水を使うことで、メリットがありそうですよね。
水は料理において欠かせないものであり、水の種類によって料理の味も大きく変わります。しかも、活躍の幅は下準備から食後の一杯にいたるまで、あらゆる場面で効果を発揮します。
この記事では、特にメリットが大きい電解水素水を使うと、どんな恩恵を受けることができるのか詳しく解説していきましょう。
水素水が料理にもたらす効果
料理をする時に電解水素水が活きるのは、簡潔にいえば抽出力が非常に優れているからです。
“抽出力”といきなり言われても、ピンとこないかもしれません。しかし、例えば電解水素水を用いて緑茶を作ってみると、一目瞭然で差を実感します。普通の水で淹れるより、とても色味がよく、程良く渋みと苦みが感じられる味わいに仕上がるのです。
この抽出力は、野菜を調理する際にも大いに活躍します。野菜の苦みや変色の原因となるアク抜きは、美味しく仕上げるために必要な工程ですが、電解水素水に浸すとアクがよく抜けます。特にイモ類やゴボウはアクが強いので、アク抜きの度合いで味わいも変わってくるでしょう。
また、ほうれん草など青菜を茹でる時、塩を入れなくても色味のよい緑色になります。加熱後のビタミンCが、水道水と比較して倍以上残ることも、栄養バランスを考えるうえで嬉しいですよね。
抽出力の良さを発揮できる場面は他にもあります。昆布やかつお節で出汁を取る時に電解水素水を使うと、濁りがなく、コクを抽出して濃厚かつ上品な味の出汁が取れます。先程、緑茶の例を紹介しましたが、コーヒーや紅茶においても、濃厚さを引き出す効果があるのです。しかも、電解水素水は別名アルカリイオン水とよばれる通り、アルカリ性ですから、過剰な酸味を中和してくれるはたらきも期待できます。
水素水でご飯を炊くとおいしくなる？
前項にて、電解水素水は料理の下準備から飲料水まで幅広く使用できるとお伝えしました。とはいえ、まさかご飯を炊く際にも使えると想像する方は少ないかもしれません。あまり一般的には知られていないものの、水道水ではなく電解水素水でご飯を炊くと、いくつかのメリットが存在します。
「アルカリイオン整水器評議会」という、いわば専門家集団によると、電解水素水を使うと吸水性が良くなり、水分を多く給水してデンプンの糊化が進むそうです。少し古くなったお米を炊くと、硬くて粘りが少ないと感じた経験、ありますよね？糊化したデンプンは、ご飯本来の味わいを引き出す効果があります。食感が柔らかく、粘りも残りやすいです。
日本機能水学会の研究結果ですと、炊きあがりを比較した場合、水素水を使う方がお米の硬さが5～10％程度柔らかくなり、粘りに関しても10％前後粘り気が強くなりました。この効果により、冷めたあとでもご飯を美味しく食べられると評判です。お子さんのお弁当など、どうしても食べる時に冷めた状態になってしまう場合でも、お米本来の味わいを感じやすいはずです。
さらに、普通の白米にとどまらず、赤飯にも役立ちます。赤飯を炊く時に電解水素水を使用すると、赤色の濃いものに仕上がるといいます。これも抽出力が強いことで、小豆の成分がご飯に浸透して、赤みが濃くなると考えられます。
水素水をお肉料理に使うと美味しくなるって本当？
電解水素水を料理に使用するメリットは、野菜やご飯だけにとどまりません。なんと、お肉を調理する時にも、意外な効果を発揮してくれます。
スーパーなどで購入したお肉を、電解水素水が入ったボウルに浸けると、驚きの変化が見られます。水が赤く着色するのです。この変化が最も顕著に現れるのが、ミンチ肉です。
いざという時のために、ミンチ肉を安く大量に買っておき、冷凍室で保存するご家庭は多いですよね。ミンチ肉をザルに入れた状態で、解凍もかねて電解水素水に浸けると、みるみるうちに水が赤くなります。赤い色の正体は一体何なのか。おおよそは、着色料や保存料などの添加物、あるいは肉の血が抽出されたものです。
さらに15～20分ほど浸けた後、ミンチ肉の入ったザルだけ持ち上げると、ボウルに残った水は赤く染まり、白い粉のような物質も付着しています。これもおそらく添加物の一種でしょう。もちろん添加物が使用されていない良質なお肉もあるので、一括りに断言はできません。肝心のお肉は、色が薄くなります。パッと見た感じ、旨味も抜けているのではと不安になる方もいるでしょう。
ところが、そのミンチ肉でハンバーグなどを作ってみると、とてもふっくらした仕上がりになったという評判が目立ちます。臭みがなく、翌日食べても食感が柔らかく、普段より美味しいとのことです。牛肉に限らず、鶏肉や豚肉でも同様にふっくら加減を感じ取れると思います。
まとめ
水素水、特に電解水素水は、料理のあらゆるシチュエーションで使えることがお分かりになったでしょうか。優れた抽出力は、素材本来の味わいを引き出す、そのうえ余計な成分を取り除き栄養はしっかり残すという、目からウロコのようなはたらきをもたらします。料理の工程自体は同じままで、水道水を電解水素水に置き換えるだけですから、なんら難しいことではないですよね。自宅での料理にこだわりを持っている方は、手料理を一段上のレベルに引き上げる手助けをしてくれる水素水を、ぜひ試してみてください。
