水素水を飲むことで高血圧に効く?水素水の効能について解説
水素水には活性酸素を排出する効能がある
高血圧の原因はさまざまですが、よく知られている原因には、肥満や食生活、運動不足やストレスなどが挙げられるでしょう。これらの原因はどれも、体内に活性酸素を多く発生させてしまいます。活性酸素は体内の不飽和脂肪酸と結合して過酸化脂質へと変化させ、それが血管の壁にヘドロのように付着します。その結果、血管が狭くなって血流が悪くなる、あるいは血液が過酸化脂質と混ざり合ってドロドロした状態となり、高血圧となるわけです。
水素水には、この状態を改善する効能が期待できます。水に含まれている水素には体に害を及ぼす活性酸素を体外へ排出する役割があり、高血圧の原因である不飽和脂肪酸が作られにくい状況へと導いてくれます。これは「抗酸化作用」とも呼ばれている効能で、高血圧の改善だけでなく、美肌やダイエット効果、ホルモンや神経のバランスを整えてくれるなど、さまざまな効能が期待できます。
それでは、水に含まれている水素はどのようにして悪玉の活性酸素だけを除去するのでしょうか。その秘密は、含まれている水素分子にあります。
水素の分子は大きさが小さく、体内に入ると細胞の中へ浸透します。そして、細胞内に蓄積されている酸化物質を見つけると反応し、細胞の外へ除去する働きがあります。細胞の一つ一つを健康にすることで、全身のあらゆる不調を改善する効果が期待できるのです。水素を含む水は無味無臭で、通常の水と比較しても大きな違いを感じることはありません。見た目で判断することも難しいでしょう。そのため、どんな人でも抵抗なく飲めるという魅力があります。
市販されている商品には、いくつかの製造方法があります。製造方法によって特徴が異なるため、商品を選ぶ際には、製造方法もチェックすると良いでしょう。
1つ目は、水の中に水素を溶かすという製造方法です。これは最も定番の方法でもあり、特殊な装置を使って水素ガスを水の中に注入します。水素ガスは水の分子に吸収されて水素分子(H2)となり、水の中に均一に分散します。
2つ目は、マグネシウムを使って水素ガスを発生させる方法です。マグネシウムは水と反応すると水素ガスを発生するという特徴があり、これを利用して水を作ります。この製造方法は比較的安全かつ手軽に作れるため、一般家庭で作る際にはこの方法を採用することが多いです。
3つ目は、水を電気分解して水素を作る方法です。特殊な装置を使って水に電流を流すと、水は水素分子と酸素分子に分解されます。この時、水素分子が発生する正極の側で高濃度の水素ガスが発生するというメカニズムを活用するのです。この方法で製造した水素水は濃度が高いという特徴があり、高い抗酸化作用が期待できます。
高血圧の改善におすすめの飲み方
高血圧を軽減する目的で水素を含んだ水を飲むなら、どのように飲むのが効果的なのでしょうか。基本的には、日常生活の中で行う水分補給に水素水を使って問題はありません。一般的な水分補給は1日当たり1.2リットル程度がベストだと言われていますが、水素をたっぷりと含んだ水の場合には若干少なめの500ミリリットルから1リットルぐらいでも大きな効果が期待できます。毎日十分な水分を補給できていない人にとっては、普段飲んでいる水を水素水に置き換えることで大きな健康効果が期待できるでしょう。
それでは、効果的な飲み方をご紹介しましょう。飲むタイミングとしては、一気に大量の水を飲むのではなく、朝起きた時から寝るまで、少量をチビチビと頻繁に飲むのがおすすめです。例えば、朝起きた時には、コップ1杯程度を飲むと良いでしょう。人間の体は寝ている間にも汗をかいており、朝起きた時には体内で水分が不足した状態となっています。そこに水分を注入することで細胞が積極的に水素を吸収し、大きな健康効果につながります。また、食事の際にもコップ1杯程度を飲みましょう。
運動をしたり汗をかく人は、その前後に飲むのもおすすめです。汗をかくと、体内の水分が汗として排出されてしまいます。その分を水素水を使って補給することで、体内により効果的に水素の効能が期待できるでしょう。
お風呂の後のタイミングに飲むことも、おすすめです。お風呂に入ると、自覚はなくても汗をかいているため、水分が失われています。その分を水素をたっぷり含む水を飲むことで補給するわけです。
寝る前のタイミングにも有効です。寝ている間に汗をかきやすい季節には特に、脱水症状が心配です。朝起きた時に水分補給をするだけでなく、寝る前にも水分補給をすると良いでしょう。
水素水を飲んで高血圧を改善しよう
水素水を飲むことで、高血圧の原因となる活性酸素を除去できます。毎日の水分補給として、朝起きた時から夜寝るまで少量を頻繁に飲むのがポイントです。