水素水を飲み続けた結果どうなった？ネット上の声を集めてみた
健康や美容に効果があると評され、2000年代後半から注目を集めている水素水ですが、実際どのような効果が出ているのか、気になりますよね。特にまだ水素水を飲んだことがない方は、体験者の評価や口コミに関心を持つかと思います。
水素水ブームが始まってから10年以上が経過していますので、様々なレビューが出ており、とても参考になるはずです。覚えておくべきポイントも、経験者たちの声から学ぶことができるでしょう。
今回の記事では、ずばり水素水を飲み続けると、結果的にどうなるのか。多くの口コミを元に解説していきますので、ぜひご一読ください。
水素水を飲み始めたときの症状は？
水素水を飲み始めるきっかけは、健康促進や美容意識の高まりなど人それぞれですが、共通して注意すべき点があります。それは、いきなり飲みすぎると、下痢の症状が出てしまう恐れがあることです。
まだ水素水に慣れていない段階で、高濃度の水素水を大量に摂取すると、胃や腸がびっくりして、お腹が緩くなってしまいがちです。全員必ず下痢を引き起こすわけではありませんが、適度な量、大体1日あたり500～1000ml程度にとどめておくと良いでしょう。早く効果を実感したいからといって、ガブガブ飲んでも効果が増大することはありません。最初のうちは低濃度の水素水から始めて、身体に異変がないと判断したうえで、段々と高濃度に変えていくことをお勧めします。
下痢の症状が出るのは、水素水の好転反応によるものだと考えられています。好転反応とは、体内の回復過程において、一時的に症状が悪化したような状態になることです。身体が慣れてくると、この症状は治まるので、安心してください。医薬品医療機器等法（旧薬事法）で効果が認められている電解水素水整水器から作る水素水を飲み続けた方からは、
「便秘が解消された」
「お通じが良くなるし体調もいい感じ」
「3年間電解水素水を飲み続けてたら胃腸の不調回数が減った」
といった口コミが挙がっています。
水素水を飲み続けた結果、肌にも良い効果が？
健康改善と並び、水素水を飲む効果として期待されているのが、美容に関するメリットです。「シミが消えた」「乾燥肌が改善された」と、美肌効果を実感するケースが数多くあります。では、どうして水素水を飲むとお肌の調子が良くなるのでしょうか。
多くの方が抱える悩みである乾燥肌に関しては、乾燥を防ぐためのコラーゲンが重要な要素です。ストレスや疲労などによって活性酸素が増加すると、体内で生成されるコラーゲンが抑制されてしまいます。そのため、肌の潤いが失われ、乾燥肌へとつながります。
水素は、全身の細胞に行き渡り、悪玉活性酸素を除去してくれる働きがあります。結果的に、コラーゲンの生成を促進して、肌トラブルを修復したり、美肌効果が見込めるというわけです。
また、特に女性が持つ悩みとして挙げられるシミにおいても、水素が大いに役立ちます。活性酸素が過剰に生成されると、メラニンを生み出す大もとの「メラノサイト」という色素細胞が刺激されます。メラニンの過剰生成を引き起こし、ピンポイントで溜まるとシミに、大量に散らばるとくすみの原因となるのです。つまりは、活性酸素を除去して適度な分量を保っていれば、シミにつながるメラニンも増えにくくなります。日頃から水素水を飲み続けることで、シミやくすみが少ない肌が作られるのではないでしょうか。
ほかにも水素水には、抗炎症作用や抗酸化作用もあると期待され、ニキビなどの肌荒れ改善、新陳代謝の促進などの効果も見込まれます。口コミでは、まず2週間から1ヶ月程度飲んでみると、乾燥肌やシミの抑制を実感できるケースが多いようです。
水素水ブームがなくなった理由は？
冒頭でも触れた通り、水素水がブームになり始めたのは2007年頃です。市場規模は数百億円にまで一気に成長を遂げ、水素水の認知度が急上昇しました。ただし、現在はかつてほどの話題性が無く、「水素水は効果がない」と否定的な声も散見されます。多数の水素水関連製品が登場する中で、いくつかの問題が浮上してきたことが、ブームを下火にさせた原因とも考えられています。
1つ目は、水素水の定義が曖昧で、明確な基準が存在しないことです。“高濃度”を謳い文句にする商品も多いですが、具体的にどの程度水素を含んでいれば高濃度なのか、基準は定められていません。逆にいえば、少しでも水素を含んでいる液体は水素水と名乗ることが可能です。水素濃度が低い劣悪品も世に出回るようになり、水素水への信頼が落ちてしまったわけです。
2つ目は、水素水に期待される効果のエビデンスが立証されていないことです。悪玉活性酵素の除去や、抗酸化作用など、様々な効果があるとされていますが、まだ科学的根拠が無く、研究が続けられています。こうした理由から、「水素水は効果がない」と主張する人たちが増え、いつしかブームは落ち着きました。
とはいえ、研究が進んで論文が発表され、効果が実証されると、水素水が見直されて再度ブームになる可能性を秘めています。ブームが終わったからといって、水素水の期待値が失われたわけではないのです。
まとめ
水素水について、賛否両論の意見が存在することは事実であり、科学的根拠がないため効果に疑問を持つ人も少なからずいます。効果が明確に出たという口コミと、あまり感じられなかったという口コミがあるので、そういった否定的意見が出ても仕方ないでしょう。
とはいえ、水素水が私たちの日常生活の質を向上させてくれる働きを持っている可能性は大いにあるわけです。効果が出る理論は概ね確立されており、あとは研究が進展するのを待つばかりです。
水素水を日々の生活の中で目にする機会は、おそらく今後も増えていくでしょう。普通のウォーターサーバーを設置している店舗が、水素水サーバーを導入するケースも増えています。世の中のブームに左右されすぎず、自らの身体のために積極的に水素水を取り入れてみるのも、悪くない選択肢と言えそうです。
